着るあんこの商標登録について

2019.05.31

平素よりアトリエあまのじゃくをご愛顧賜り、誠にありがとうございます。
表題の件について皆さまをお騒がせしてしまい、大変申し訳ありません。弊社の着るあんこの商標登録についてお問い合わせがありましたので、ご回答させていただきます。

まず始めに、「着るあんこの名称を使用することが制限されるのでは」という懸念の声がありましたが、同業他社の方を含めそのような制限をする意図は一切ありません。
また、下記の経緯から、商品名としての「着るあんこ」の最初の使用は弊社が行ったと考えております。詳しい内容が気になるというお問い合わせもありましたので、下記に詳しくお話させていただきます。

・開発の経緯
2009年8月に弊社代表が、現在の着るあんこの原型となったボテを製作しました。これについて当時の製作途中の写真が残っておりますのでページ下部に掲載いたします。(汚い屋内写真で誠に申し訳ありません。)こちらは、大型ボテの中綿が自重でずり落ちる問題を解決するべく、糸を綿に絡ませた上で接着剤を吹き付けた薄手の布地で包み形状を保持しました。その後も人の入れるサイズのぬいぐるみを改造する等、綿のボテをより楽しめる方法を模索し続け、2014年にあらかじめ綿を接着された布地を用いるという改良を施した試作が完成し、今の形状に至ります。

・商品名としての経緯
2014年から、弊社にて「着るあんこ」と名前をつけて営業活動を行い、2015年2月に初の着るあんこの製作契約がありました。当時、「着用型ボテ」「立体型あんこ」などいくつか案がありましたが、より親しみやすいように短く・ひらがなの多い名前を選びました。また2016年以降はより広く親しんでいただけるように、ファースターの各キャラクター説明欄に記載する形で広報して参りました。

・商標登録を行った理由
弊社内のご依頼に着るあんこが占める割合が増えてきたため、万一第三者に商標を出願され使用料の請求などがあった場合に、少なからぬ損害を被る場合があると判断したため出願いたしました。

・今後の着るあんこについて
着るあんこは、綿の詰め方の知識などがなくても造形どおりの形状が楽しめる画期的なものであり、販売開始当時からもっと多くの人にこの良さを知っていただきたく思い広報してまいりました。 今更になって、皆さまが着るあんこと呼ぶことを制限する意図や理由は全くありません。

創業以来皆さまに支えられて、より多くのキャラクターがこの世に生を受けられる様に頑張ってまいりました。これからも多くのキャラクターを送り出せます様に、皆様のご理解とご協力を頂ければと思います。

アトリエあまのじゃく株式会社
代表取締役 仲山雄貴

原型製作途中の写真(2009年8月)